記事: TIMEMORE CRYSTAL EYE B75 - KENYA GUAMA

TIMEMORE CRYSTAL EYE B75 - KENYA GUAMA
ケニア/グアマ・ファクトリーはテロワールに由来するリン酸による明るいフレー バーと甘い後味が特徴的です。今回はその明るいフレーバーを楽しめるように、4回の注湯にすることで抽出効率が上がる頻度を減らし、明るさを維持できるようなレシピを組んでみました。ぜひ、お試しいただければと思います。
ドリッパー TIMEMORE CRYSTAL EYE B75
フィルター TIMEMORE BASKET PAPER FILTER
粉量 / 粒度 15 g / 中細挽き (TIMEMORE C3 15 クリック)
湯温 / 湯量 94 °C / 240 g (南アルプスの天然水)
時間 - 総湯量 (注湯量)
0 : 00 - 60g (60g)
0 : 45 - 120g (60g)
1 : 30 - 180g (60g)
1 : 50 - 240g (60g)
ケニアは豊かなフレーバーをもつ高品質なコーヒーを生産する国として世界中で知られています。さらにケニアは高品質なコーヒーの生産割合が突出しており、特別な生産国といえます。
高品質なコーヒーは、適切な降雨量や気温、寒暖差、日当たりや湿度、土壌など、さまざまな条件が合致する場所でしか生産することができません。ケニアには条件を満たした農地が多く、歴史ある農地組合の技術指導も相まって、高品質なコーヒーの生産割合を高く保ちつづけているのです。そのことは結果として高品質なコーヒーを安く楽しめるという利点にもつながります。
今回ご紹介するグアマ・ファクトリーは、1953年に設立されたケニア最大規模のパラグウィ組合が運営するファクトリーです。グアマ・ファクトリーのあるキリニャガは、ケニア山の南麓に位置し、近くのニエリ地域とともに豊かなフレーバーをつくる生産地として世界的に知られています。
キリニャガは「火山性砂質土壌」という珍しい土質をもっている点が特徴で、水分保持特性が低い傾向があります。コーヒーは基本的には水分を必要とする植物であり、砂質土壌はあまり適していないと考えられています。
そうした背景から、1930年代に国立の研究機関であるスコットラボラトリーで干ばつ耐性のある品種の選抜が行われて生まれ、ひろく配布されたのが、スコットラボラトリーのイニシャルを冠した「SL28」や「SL34」という品種です。誕生から100年近く経った現在でも、ケニアで栽培されているコーヒーのほとんどが、このSL28、SL34の品種です。
グアマ・ファクトリーは、ニエリ地域のコーヒーと比べても、SL28品種と土壌に含まれているリン酸が組みあわさることで生まれる明るいオレンジを思わせる酸味が特徴的です。くわえて、SL34品種のピーチを思わせる、甘さをともなった酸味やグリーンティーの風味が味わいの奥行きをつくっています。
プロセスの品質もよく、ケニアらしい味わいともいえる明るいオレンジの酸味がより一層楽しめるグアマ・ファクトリーのコーヒーをお楽しみください。