















タンザニア アカシアヒルズ農園 ゲイシャ ウォッシュド
Taste of Karatu
アフリカが育てた新しいゲイシャ
ジャスミンを思わせる華やかな香りに、ハーバルな清涼感。レモンやグレープを思わせるみずみずしい果実味が広がり、余韻にはハチミツのようなやさしい甘さが続きます。ゲイシャらしい透明感に、アフリカの大地を思わせる芯のある酸が重なり、最後まで軽やかで伸びやかな印象を楽しめます。
このコーヒーを手がけたのは、タンザニア北部・カラツ地区のアカシアヒルズ農園。「タンザニアで真のスペシャルティコーヒーを育てる」という信念のもと、オーナーのレオン・クリスチャナキス氏は、区画ごとの栽培管理や精密な品質管理を積み重ね、2021年には国際オークションでタンザニア史上最高得点を記録しました。現在では、世界中のトップロースターから高い評価を集める農園の一つです。
ゲイシャが持つ華やかな個性と、アフリカのテロワール。その二つが重なり合うことで生まれた、新たな魅力に出会えるスペシャルティコーヒーです。
感じられるフレーバー
Origin of Karatu
タンザニアの可能性を書き換えた農園
タンザニア北部・カラツ地区にあるアカシアヒルズ農園(Acacia Hills Farm)は、「タンザニアで真のスペシャルティコーヒーを育てる」という信念のもと、オーナーのレオン・クリスチャナキス氏によって築かれました。元薬剤師という経歴を持つレオン氏は、その知見を活かした緻密なデータ管理と品質設計を農園運営に取り入れ、区画ごとの栽培管理から精製まで、一貫した品質づくりを続けています。
その取り組みは世界でも高く評価され、2021年には国際オークションでタンザニア史上最高得点を記録。ケントをはじめ、ゲイシャやSL28といった希少品種の栽培にも積極的に取り組み、現在では世界中のトップロースターが買い付けを希望する農園の一つとなっています。アカシアヒルズは、タンザニアという産地の新たな可能性を示し続ける存在です。
今回ご紹介するゲイシャも、その挑戦の中から生まれたロットです。ゲイシャならではの華やかさを大切にしながら、カラツのテロワールが育む力強さや透明感を重ね合わせることで、この土地だからこそ表現できる個性が丁寧に引き出されています。
Land and People
透明感を育む、カラツのテロワール
アカシアヒルズ農園があるカラツ地区・オルディアニ(Oldeani)は、ンゴロンゴロ保全地域に隣接する標高1,750〜1,950mの高地です。昼夜の寒暖差が大きく、森から吹き下ろす冷涼な空気がチェリーの成熟をゆっくりと促すことで、糖度や香気成分がじっくりと育まれます。
この土地の個性を語るうえで欠かせないのが、東アフリカ大地溝帯(リフトバレー)の火山活動によって形成された、比較的新しい火山性土壌です。風化が進みきっていない土壌は、高い排水性と通気性を備え、コーヒーの木が健やかに根を張れる環境を支えています。豊富なミネラルを含むこの土壌と冷涼な気候が重なり合うことで、輪郭のある酸と、雑味の少ない透明感のある味わいが育まれていきます。
レオン氏は、こうした土地のポテンシャルを余すことなく引き出すため、広大な農園を細かな区画ごとに管理し、それぞれの成熟度を見極めながら収穫を行っています。私たちが感じたクリーンな口当たりや伸びやかな果実味は、優れた品種だけではなく、この土地と向き合い続ける日々の積み重ねによって支えられています。
Native Varietals
世界の価値基準を変えた品種
ゲイシャ(Geisha)は、現代のスペシャルティコーヒーを象徴する品種の一つです。華やかなフローラルノートや繊細な果実味、澄み渡るようなクリーンカップは、多くのコーヒー愛好家を魅了し続けています。その価値は希少性だけではなく、「香り」という新たな魅力を世界に示したことにあります。
2004年のBest of Panamaでは、それまで重視されてきた甘さや質感に加え、揮発性の高いアロマや果実の表現力にも注目が集まるようになりました。これをきっかけに、コーヒーは甘さや質感だけでなく、フローラルな香りや果実の表現力といった官能的な個性も、品質を語るうえで重要な要素として広く評価されるようになります。ゲイシャは、スペシャルティコーヒーの価値観を大きく広げた存在といえるでしょう。
一方で、その魅力はどの環境でも発揮されるものではありません。高標高の冷涼な気候や健全な土壌、均一な成熟、そして丁寧な栽培管理が揃ってはじめて、ゲイシャならではの繊細なアロマと透明感が花開きます。アカシアヒルズ農園では、そうした条件を丹念に積み重ねることで、ゲイシャの個性とカラツのテロワールが重なり合う、この土地ならではの表情を引き出しています。
Clean Washed Craft
透明感を磨き上げるウォッシュド
アカシアヒルズ農園では、収穫したチェリーを比重選別した後、収穫から約10時間以内に果肉を除去し、品種や成熟度に応じて発酵時間を細かく調整しています。発酵後は十分な水洗と再度の比重選別を行い、高品質なパーチメントだけを選別。さらに、遮光ネットを備えたアフリカンベッドで15日以上かけてゆっくりと乾燥させることで、ゲイシャが持つ繊細なアロマとクリーンな味わいを丁寧に育てています。
工程の一つひとつは決して特別なものではありません。しかし、それぞれを妥協なく積み重ねることで、雑味の少ない透明感や、果実味の輪郭が美しく感じられるカップへとつながっています。アカシアヒルズのウォッシュドは、精製方法そのものではなく、その精度の高さによって品質を支えています。
Roaster's Note
素材の個性を、そのままカップへ
今回のアカシアヒルズ農園のゲイシャは、非常に密度の高いロットでした。その特性を活かすため、投入温度はやや高めに設定しながらも、序盤はじっくりと熱を蓄え、豆の内部まで無理なくエネルギーを届ける焙煎設計を採用しています。
焙煎では、品種が持つフローラルなアロマや透明感を損なわないことを大切に考えました。そのため、ファーストクラック以降の熱のかけ方を丁寧にコントロールし、浅煎りならではの軽やかさだけではなく、ハチミツを思わせる自然な甘さや、口当たりの滑らかさも感じられるバランスを目指しています。
焙煎は、新たな個性を加えるためではなく、この土地と品種が育んだ魅力を素直に引き出すための最後の工程です。カラツのテロワールが生み出す力強さと、ゲイシャならではの気品ある香り。そのどちらも心地よく感じられるよう、一粒一粒と向き合いながら仕上げました。
【生産国】タンザニア
【地域】カラツ
【農園】 アカシアヒルズ農園
【生産者】レオン&アイディーン・クリスティアナキス
【標高】1,750〜1,950m
【品種】ゲイシャ
【プロセス】ウォッシュド
【焙煎度】浅煎り
Country:Tanzania
Region:Karatu
Farm:Acacia Hills
Producer:Leon & Aideen Christianakis
Altitude:1750~1950m
Varietals:Geisha
Process: Washed
Roast Level:Light Roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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