エクアドル クルス・ロマ農園 ティピカメホラード&シドラ
味わいの特徴
南米のアンデス山脈の高地で栽培されたスペシャルティーコーヒーです。
クルス・ロマ農園のコーヒーは、芳香成分が多く、フレーバーの強度が高いのが特徴です。レモンやマスカットを思わせるフレッシュで華やかなフレーバーと、キャラメルのようなクリーンなアフターテイストが感じられます。
また、ジャスミンやオレンジ、ライチなどのフルーティーな香りもあり、明るく洗練された印象のカップに仕上がっています。
ピチンチャ特有のテロワールが、この風味の豊かさに大きく影響していると考えられます。
感じられるフレーバー
クルス・ロマ農園について
「この業界で蓄えてきた知識は、生産者であれば誰もが必要とする知識ですし、仲間たちと共有し、自分の農園にも応用していこうと思ったんです」
フィンカ クルスロマは、20年以上の業界経験をもつガロ・モラレスのそんな思いから、スペシャルティコーヒーの生産を本格的に始めた農園です。
エクアドルのコーヒー産業が低迷する中、自身の知識を仲間と共有し、業界の活性化を目指して活動を続けています。2020年には地元の品評会で相次いで上位入賞し、「若き生産者」として名を馳せ、オークションでは1ポンド100ドルの最高価格を記録しました。また、COE2022および2023で3位に入賞するなど、その品質の高さが評価されています。
テロワールについて
クルス・ロマ農園が位置するエクアドル北部のピチンチャは、芳香成分が豊富なコーヒー産地として知られています。ピチンチャ産のコーヒーは華やかさが一貫して感じられ、ジャスミンやオレンジ、ライチのようなフルーティーで上質なフレーバーが特徴です。南部のロハ産コーヒーと比べても、特にピチンチャ産は香りの強度やフレーバーの明確さが際立ちます。この地域のテロワールが、クルス・ロマのコーヒーに唯一無二の個性をもたらしています。
品種とプロセスについて
このロットでは、共にエクアドルの試験農場で開発されたティピカメホラードとシドラという2種類の品種がミックスされています。両品種はエチオピア原生種を祖先に持ち、ティピカメホラードは甘さ、シドラは酸の明確さが特徴です。
2014年に農園で働く人々が品種の苗を無作為に植えたことがきっかけで、品質・風味ともに優れた本ロットが誕生。2つの品種が混ざり合うことで奥行きが生まれ、華やかでありながら甘さとフレーバーの明確さが際立つカップに仕上がりました。
プロセスは、ウォッシュドアナエロビックを採用。アナエロビックとは、コーヒー豆の精製過程で、酸素に触れさせずに発酵させる「嫌気性発酵」の処理方法のこと。酸素を遮断した状態で発酵させることで、有酸素状態では活動しない微生物が働き、コーヒー豆に独特の風味を与えることができます。
本ロットは果肉を取り除いた後にタンクで2〜3日間発酵させ、その後アフリカンベッドで25〜30日間じっくり乾燥させています。
華やかな風味と、心に残る余韻を
クルス・ロマ農園のコーヒーは、長年の経験と偶然が重なり生まれた特別な一杯です。ピチンチャ特有のテロワールと、ティピカメホラードとシドラの絶妙な調和が織りなす華やかなフレーバーと、じっくりと広がる余韻をぜひお楽しみください。
【生産国】エクアドル
【地域】ピチンチャ
【農園】クルス・ロマ農園
【生産者】ガロ・モラレス
【標高】1,800m
【品種】ティピカメホラード, シドラ
【プロセス】ウォッシュドアナエロビック
【焙煎度】浅煎り
Country:Ecuador
Region:Pichincha
Farm:Cruz loma
Producer:Galo Morales
Altitude:1,100m-1,350m
Varietals:Typica Mejorado y Sidra
Process:Washed Anaerobic
Rost Level:Light roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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