コロンビア ラス・マルガリータス農園 スーダン・ルメ

CAFE GRANJA LA ESPERANZAのコンペティションセレクション

コロンビアが誇るトップブランド「カフェ・グランハ・ラ・エスペランサ／CAFE GRANJA LA ESPERANZA（以下CGLE）」が手がけるスペシャルティコーヒーです。CGLEはコロンビア中西部バジェ・デル・カウカに位置するコーヒー生産者グループであり、コロンビアで初めてゲイシャ品種を栽培した生産者として知られる、スペシャルティコーヒー業界では有名な存在です。

本ロットは、CGLEの中でも選りすぐりの品質を誇る最高級ライン「コンペティションセレクション」のもの。卓越した技術と情熱によって生み出されるこのロットは、まさにコーヒーの芸術品ともいえるでしょう。

ミントやライム、山椒を思わせる繊細でユニークなアロマと、オレンジやグレープのような甘いフルーツの味わいが特徴。上品で鮮やかな香味をお楽しみください。

感じられるフレーバー

ラス・マルガリータス農園について

南アメリカ大陸の北端に位置するコロンビア。その中央南部にあるカウカ地域の標高1,570～1,850mの丘陵地帯に広がるのが「ラス・マルガリータス農園」です。この地域は太平洋岸から吹き込む冷たい風と、高地ならではの冷涼な気候、さらに昼夜間の大きな気温変動がみられる厳しい自然環境です。
これらは樹木にとって過酷な条件となりますが、コーヒーノキは生存のためにエネルギーを果実に集中させる性質を持っています。その結果、果実の糖度が高まり、カップに甘さと風味の深みがもたらされます。この地ならではの特別な条件が、唯一無二のコーヒーを生み出しているのです。

希少品種「スーダン・ルメ」

「スーダン・ルメ／Sudan Rume」は1940年代に、北東アフリカの共和国家スーダンの南東部、エチオピア国境近くのボマ高原にあるルーメ村で発見された野生種です。
この品種は比較的耐病性がある一方で生産性が低いため、主に交配種の研究に利用されてきました。そのため、この品種を栽培している農園は非常に限られており、市場で見かけることはごく稀です。

ラス・マルガリータス農園では、スーダン・ルメを4.8ヘクタールの区画で栽培しています。この品種は繊細で優れたカッププロファイルを持ちながらも、チェリーの生産量が少ないため、長らく商用栽培は行われていませんでした。しかし、近年そのデリケートで洗練された味わいが競技会を通じて再発見され、世界中のバリスタたちから注目される品種となっています。

中でもラス・マルガリータス農園のスーダン・ルメは、最高品質ライン「コンペティションセレクション」に選ばれるロットとして、特別な評価を受けています。その香味の豊かさと希少性は、コーヒー愛好家に格別の体験をもたらすはずです。

プロセスについて

本ロットは「ナチュラルプロセス」を採用しています。収穫は、収穫期のピーク時に行われ、厳格なハンドピッキングにより、指定された熟度のチェリーのみを選別。ナチュラルプロセスで高品質なロットをつくるため、必要な量を丁寧に収穫します。

ピッキング後、チェリーはサイロ内で48時間発酵させ、その後28日間かけて天日乾燥を行います。さらに、味わいを安定させ渋みを抑えるために、３か月間のレスティング期間を設けています。このような徹底した管理と熟練した技術により、洗練された風味が引き出されています。

味わうたびに広がる、未知の世界。

バイヤー佐藤が心から愛するブランド、CGLEのコーヒーです。昨年好評だった「セロ・アズール農園 ゲイシャ」に続き、今年は初めて取り扱う品種「スーダン・ルメ」をご紹介することにいたしました。本ロットは特に品質が高く、その希少性と卓越した風味に心惹かれたのが理由です。

ミントやライム、山椒を思わせる繊細なアロマと、オレンジやグレープのような甘いフルーツの味わいが融合したユニークで複雑なコーヒーです。飲むたびに新しい発見と感動をもたらす、特別な一杯をぜひお楽しみください。

【生産国】コロンビア
【地域】カウカ
【農園】ラス・マルガリータス農園
【生産者】カフェ・グランハ・ラ・エスペランサ
【標高】1,570-1,850 m
【品種】スーダン・ルメ
【プロセス】ナチュラル
【焙煎度】浅煎り

Country：Colombia
Region：Cauca
Farm：Las Margaritas
Producer：Cafe Granja la Esperanza
Altitude：1,570-1,850 m
Varietals：Sudan Rume
Process： Natural
Rost Level：Light roast