記事: HARIO V60 - TRES POZOS GESHA NATURAL

HARIO V60 - TRES POZOS GESHA NATURAL
抽出では素材のポテンシャルと焙煎による味づくりを損ねることなく、バランスよく引き出すことが目標になります。今回の淹れ方でご紹介するトレス・ポソス農園ゲイシャ種では、華やかなフレーバーにフォーカスしてレシピを組んでみました。
今年のトレス・ポソス農園のゲイシャ種は、一昨年、昨年と比べて、よりフローラルな印象が強く出ているように感じます。その華やかな印象を阻害しないように、抽出前半をしっかりと抽出しながら、後半の苦さをできる限り抽出しないようにするため、お湯を注ぐ回数を4回に減らし、最後に注ぐ湯量も減らしています。ゲイシャ種のもつフローラルノートをお楽しみいただければと思います。
ドリッパー HARIO V60
フィルター abaca+ 円すいフィルター
粉量 / 粒度 16 g / 中粗挽き (TIMEMORE C3 22 クリック)
湯温 / 湯量 92 °C / 240 g (白神山地の水)
時間 - 総湯量 (注湯量)
0 : 00 - 40g (40g)
0 : 45 - 120g (80g)
1 : 30 - 200g (80g)
1 : 50 - 240g (40g)
今回ご紹介するのは、エルサルバドル /トレス・ポソス農園のゲイシャ種ナチュラル・プロセスです。トレス・ポソス農園は、私たちがおこなっているエルサルバドルでのダイレクトトレードの初年度から継続して取引を している農園のひとつで、今回で3回目の取り扱いとなります。
農園主のアルマンドさんがつくるナチュラル・プロセスのコーヒーは、ナチュラルらしいベリー感のあるフレーバーと綺麗な味わいを両立している点がとくにおすすめのポイントです。 昨年のロットはアナエロビック・ナチュラルという嫌気性発酵をくわえたプロセスが施されていたぶんフレーバーに強度がありましたが、一昨年(初年度)の味わいの綺麗さが忘れられず、今年は伝統的なナチュラル・プロセスでつくっていただけるようお願いしました。 現地を訪れて飲んだ際、はっきりとした明るい酸とフローラルな印象がしっかりと感じられ、とてもよい印象をもちました。アルマンドさんに「いままででいちばんよい出来だよ」と伝えたのを覚えています。
そして、生豆が日本に到着してすぐにカッピングしたときもその印象は変わりませんでした。明るく華やかな印象と、後味に向かうにつれて変化する複雑な味わい。昨年のアナエロビック・プロセスではみられなかった繊細な味わいが感じとれました。それどころか、昨年からドライミルを標高の高い場所に移した効果か、一昨年のナチュラル・プロセスよりもさらに綺麗で奥行きのある味わいに仕上がっていました。
トレス・ポソス農園とウッドベリーの、3年目の味わいを楽しんでいただければ幸いです。