グアテマラ モンテス・デ・マリア農園 パチェ
味わいの特徴
グアテマラのから届いた、クリアな酸味と華やかなフルーティーさが特徴のスペシャルティコーヒーです。
エアロビック・ナチュラルプロセスを採用することで、ブルーベリーやレーズンを思わせる果実感が引き立ち、後味にはチョコレートのような甘さとコクが続きます。また、パチェ品種特有のトロピカルフルーツやメロンのような甘さが絶妙に調和しています。
酸味がクリアで後味に広がる甘みとコクが心地よい繊細なフレーバーを、浅煎りの焙煎によって最大限に引き出しました。
感じられるフレーバー
モンテス・デ・マリア農園とGOOD COFFEE FARMSについて
GOOD COFFEE FARMS(以下GCF)は2017年に中米のグアテマラでスタートしたコーヒー生産者団体です。「Coffee Changing the World(世界を変えるコーヒー)」をスローガンに、生産者や消費者、自然環境に配慮したサステナブルなコーヒー生産を目指しています。
GCFはコマーシャルグレードのコーヒーを生産する農家に道具や知識を提供して品質向上を支援しており、そこで生産されたコーヒーを広める活動も行っています。
そして本ロットを手掛けるモンテス・デ・マリア農園は、4世代にわたりコーヒー生産を続けてきたアルフォンソ・パチェコさんの農園。農園名の「モンテス・デ・マリア(マリアの丘)」は、農地をゼロから作り上げた母親の貢献と忍耐強さに敬意を表して名付けられたそうです。
アルフォンソさんは、かつてコーヒーチェリーを中間業者に売ることで生計を立てていましたが、2020年にのGCFの支援を受けたことをきっかけに、自身で精製処理を行い、スペシャルティグレードのコーヒーを生産するようになりました。
近年では、ドライウォッシュド、ハニー、ナチュラルといった様々な精製⽅法にトライして、⾼品質でバラエティに富んだコーヒー作りに情熱を燃やしています。
テロワールとパチェ品種について
ニューオリエンテはグアテマラ東部に位置し、ホンジュラスとエルサルバドルの国境に隣接するコーヒー生産地です。この地域では1950年代からコーヒーの栽培が始まり、現在ではグアテマラを代表する産地の一つです。
標高1,800~1,900mの冷涼な気候と肥沃な土壌が、パチェ品種の豊かなフレーバーを育んでいます。
「パチェ」はあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、ティピカの変異種でこの地域特有の品種です。ティピカの持つ華やかさやトロピカルフルーツのような味わいがパチェにもしっかり引き継がれており、ニューオリエンテならではの気候や土壌の影響でさらに独自性が際立っています。
今回このパチェをカッピングしてみると、ナチュラルプロセスらしいベリーを思わせるフレーバーと、パチェらしいトロピカルフルーツやメロンのようなフレーバーも感じられ、発酵感が控えめに抑えられた洗練された味わいが好印象でした。
さらに農園情報を確認した際、農園主がアルフォンソ・パチェコ氏であることを知り驚きました。実は、私たちがGCFを初めて訪問した際、彼のコーヒーを試飲したことがあったからです。それはハイブリッド品種を含まない、クリーンカップの高いナチュラルプロセスらしさがしっかり感じられるものでした。
私たちが気に入っていた生産者のコーヒーに再び出会うことが出来、このようにご紹介できることはとても嬉しいことです。
プロセスについて
本ロットはエアロビック・ナチュラルプロセスによるものです。「エアロビック」とは「好気性」を意味し、発酵工程で酸素が十分に供給されるため、コーヒーの味わいは複雑でありながらもクリアで繊細な味わいが引き立ち、果実感がバランスよく仕上がります。
⾬季のまとまった⾬に恵まれた熟度の⾼い充分な収量のチェリーを、実のついた状態で72時間好気性発酵を施しパティオで19日間乾燥させました。今年は、農学を勉強する⻑⼥のサポートも受けながら、数値を管理しながら丁寧に各工程を進行したとのことです。
コーヒーへの情熱と土地の豊かさが結晶した一杯
フルーティーな酸と甘さが織りなす綺麗な味わいの「グアテマラ モンテス・デ・マリア農園」。ナチュラルプロセスによって生まれた繊細で奥深い味わいと、パチェ品種ならではの個性的なフレーバーをぜひお試しください。
【生産国】グアテマラ
【地域】ハラパ(ニューオリエンテ)
【組合】グッドコーヒーファームズ
【農園】モンテス・デ・マリア農園
【生産者】アルフォンソ・パチェコ
【標高】1,800-1,900 m
【品種】パチェ
【プロセス】エアロビック・ナチュラル
【焙煎度】浅煎り
Country:Guatemala
Region:Jalapa,New Oriente
Union:GOOD COFFEE FARMS
Farm:Montes de Maria
Producer:ALFONSO PACHECO
Altitude:1,800-1,900 m
Varietals:Pache
Process:Aerobic Natural
Rost Level:Light Roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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