パナマ アイリス農園 ゲイシャ
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
味わいの特徴
3人のコーヒー専門家が集まりスタートさせた革新的な農園プロジェクト「プロジェクトオリジン」が手がけるスペシャルティコーヒーです。デボラ農園のニルバーナから取り扱いを始め、3年目となりました。本ロットは、近年お気に入りの「アイリス農園」のゲイシャ品種、カーボニック・マセレーション ナチュラル(シンメトリー)プロセスです。
希少かつ高品質で名高いゲイシャ品種ですが、その中でもバリスタやブリューワーの競技会の世界大会で用いられるような、一段と秀でたトップクオリティのもの。大変希少なので受注後に焙煎を行い、60gずつ販売いたします。
「シンメトリー」と名付けられたこのカーボニック・マセレーションプロセスのゲイシャ品種は、スミレやグレープの芳醇な香り、そしてパイナップルやレッドアップルの鮮やかな果実味が楽しめる一杯です。そのジューシーで洗練された味わいは、その名の通り完璧なバランスを感じさせてくれるでしょう。
感じられるフレーバー
アイリス農園のはじまり
アイリス農園は、コーヒー界の専門家であるジェミソン・サヴェージ、ササ・セスティク、エルヴィン・シューの3人が手を携え、スタートさせた革新的な農園プロジェクトです。彼らは、スペシャルティコーヒーが持つ本来の味わいは、コーヒーが育つテロワールを忠実に反映し、表現するものであるべきだと考えています。
農園の生産者であるジェミソン・サヴェージ氏は、異なる標高に複数の品種を植えていますが、自然の景観や森林を削るような調整は一切行いません。環境に手を加えず、その土地が本来持つ自然の風味や特徴を最大限に引き出すことを目指しているからです。
現在、アイリス農園は、スペシャルティコーヒー栽培の素晴らしさを体現する存在として開花しつつあります。同時に、この取り組みをできるだけ多くの人々と分かち合うことが、3人の生産者たちが掲げる目標でもあります。
人気のゲイシャ品種
ゲイシャ品種が持つ類まれなフレーバーはとても人気で需要も高く、高値で取引されています。1930年代にエチオピアの森で採取された種子がタンザニアのコーヒー研究機関に送られ、その後コスタリカの「CATIE(Centro Agronómico Tropical de Investigación y Enseñanza/熱帯農業研究高等教育センター)」を経由し中南米に頒布されました。
味わいの特徴はベルガモット、ジャスミンティー、フローラルなどを思わせる華やかなフレーバーと、乳酸のような甘さ、様々なフルーツのような繊細な酸味と風味を感じることができる魅力的な品種です。
プロセスについて
カーボニック・マセレーションは、ワインの醸造技術を応用した、コーヒーチェリーの発酵処理方法です。このプロセスを通じて、フルーティでフレッシュな香りが引き出され、タンニン(渋み成分)が抑えられた、柔らかでバランスの良い風味のコーヒーに仕上がります。
まず、20~22Brixの完熟した状態で収穫されたチェリーを使用します。収穫後、チェリーは密閉タンクに入れられ、二酸化炭素を充填して嫌気性発酵を行います。この発酵によって、独特のアロマやフレーバーがコーヒー豆にしっかりと移行します。
発酵が終わると、タンクから取り出されたチェリーは、3層のアフリカン・ベッド・システムを用いて20~25日間乾燥されます。この間、水分含有量が10~12%になるまで丁寧に管理されます。
乾燥後のチェリーは、さらなる風味を吸収し、水分レベルを安定させるために、チェリーポッドの状態のままグレインプロバッグに収納されます。これらのバッグは、低温で安定した条件下で管理され、熟成(レスティング)が行われます。これにより、コーヒーの風味が一層洗練されます。
このような細部にわたるプロセスが、個性的で洗練された風味を持つコーヒーを生み出す秘訣です。
洗練された一杯を生む、アイリス農園の魅力
取り扱いを始めて3年目となる、ジャミソンのコーヒー。2017年に初めて彼のコーヒーと出会い、そのたびに「やっぱり美味しい」と感じさせてくれる、お気に入りの生産者の一人です。 初年度はデボラ農園のコーヒーを取り扱いましたが、昨年からはアイリス農園のコーヒーをメインに選んでいます。アイリス農園のコーヒーは味わいが濃厚で、より上品さを感じられる仕上がり。一度体験してみる価値のある特別なコーヒーです。
【生産国】パナマ
【地域】ボルカン
【農園】アイリス農園
【生産者】ジェミソン・サヴェージ、ササ・セスティク、エルヴィン・シュー
【標高】1,850-2,300m
【品種】ゲイシャ
【プロセス】カーボニック・マセレーション ナチュラル(シンメトリー)
【焙煎度】浅煎り
Country:Panama
Region:Volcán
Farm:Iris
Producer:Jamison Savage, Sasa Sestic, Elvin Siew
Altitude:1,850-2,300m
Varietals:Geisha
Process: Carbonic Maceration Natural (Symmetry)
Rost Level:Light roast
コーヒーの保存方法について >>
コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。
<美味しく飲む目安>
ハンドドリップ:焙煎から2〜3週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ:焙煎から3週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後2ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。
<長期保存について>
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。
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