グアテマラ リキダンバル農園 ゲイシャ

味わいの特徴

グアテマラから届いた甘やかな酸味と芳醇な果実のフレーバーが印象的なスペシャルティコーヒーです。
リキダンバル農園は、グアテマラ東部ニューオリエンテのハラパに位置し、栽培エリアの標高は1,700-1,800mと高く、豊かな土壌に恵まれています。
本ロットはダブルアナエロビックプロセスという製法で、チェリーの状態で144時間、パーチメントの状態で20時間の計164時間の嫌気性発酵を行った高品質なゲイシャコーヒーです。
洋梨やカリン、アプリコットを思わせる芳醇な果実のフレーバーと、ミルクチョコレートのようなリッチな甘さの余韻をお楽しみいただけます。

感じられるフレーバー

リキダンバル農園と GOOD COFFEE FARMSについて

GOOD COFFEE FARMS（以下GCF）は2017年に中米のグアテマラでスタートしたコーヒー生産者団体です。「Coffee Changing the World（世界を変えるコーヒー）」をスローガンに、生産者や消費者、自然環境に配慮したサステナブルなコーヒー生産を目指しています。
GCFはコマーシャルグレードのコーヒーを生産する農家に道具や知識を提供して品質向上を支援しており、そこで生産されたコーヒーを広める活動も行っています。

このリキダンバル農園主のエルメル・メレンデスさんは、GCFの斬新かつサスティナブルなコーヒー生産システムに衝撃を受け、GCFの活動へ参加するこを決めました。最初の年は他の農園とのブレンドロットの生産からスタートしましたが、 2021年からはリキダンバル農園単独でのロット生産に切り替え、ゲイシャやパカマラのような高品質な品種の栽培に取り組み、世界トップクラスのコーヒー生産を目指しています。

テロワールについて

ニューオリエンテはグアテマラ東部、ホンジュラスとエルサルバドルの国境に隣接するコーヒー生産地。コーヒーは1950年代から栽培されており、ウエウエテナンゴと並び、グアテマラで注目されるコーヒー地域です。
かつてグアテマラで最も貧しく孤立した地域の1つだったようですが、現在はコーヒーが安定して生産できるようになったことで活気に満ちています。
標高が高く豊かな土壌に恵まれているため、スペシャルティコーヒーの栽培に適した土地と言われていています。土壌は変成岩で構成されており、鉱物バランスが優れている点が特徴です。この非火山性土壌はウエウエテナンゴと共通しており、口当たりに厚みがあり、甘さの印象が感じやすいコーヒーを生み出しています。

プロセスについて

「ダブルアナエロビックドライウォッシュ」という製法を用いています。
アナエロビックとは、コーヒー豆の精製過程で、酸素に触れさせずに発酵させる「嫌気性発酵」の処理方法のこと。酸素を遮断した状態で発酵させることで、有酸素状態では活動しない微生物が働き、コーヒー豆に独特の風味を与えることができます。

このロットは、糖度22％の完熟チェリーを収穫後、144時間の嫌気性発酵を行い、その後パルピングをしてからさらに20時間発酵を追加しました。乾燥は19日間かけてパティオで日陰干しに行い、風味を引き出しています。

生産者の高いポテンシャルが生み出すコーヒー

GCFから届いたサンプルを試してみると、洋梨を思わせるフルーティーでフローラルな香りが印象的で、シトラスノートも感じられる素晴らしいものでした。
グアテマラの「ゲイシャ」といえばウエウエテナンゴという有名な産地がありますが、ニューオリエンテ産もそれに負けない特有の魅力が感じられます。ウエウエテナンゴ産ゲイシャとは異なる個性を持つ、ニューオリエンテ産の魅力をたくさんの方に知っていただきたいという思いで今回の購入に至りました。
世界トップクラスのコーヒーを目指す農園の情熱が作り上げた一杯をどうぞご堪能ください。

【生産国】グアテマラ
【地域】ハラパ、ニュー・オリエンテ
【組合】グッドコーヒーファームズ
【農園】リキダンバル農園
【生産者】エルメル・メレンデス
【標高】1,700 - 1,800m
【品種】ゲイシャ
【プロセス】ダブルアナエロピックウォッシュド
【焙煎度】浅煎り

Country：Guatemala
Region：Jalapa,New Oriente
Union：GOOD COFFEE FARMS
Farm：Liquidambar Farm
Producer：Elmer Melendez
Altitude：1,700 - 1,800m
Varietals：Geisha
Process：Double Anaerobic Washed
Rost Level：Light Roast

コーヒーの保存方法について >>

コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。

＜美味しく飲む目安＞
ハンドドリップ：焙煎から２〜３週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ：焙煎から３週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後２ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。

＜長期保存について＞
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。