エクアドル クルス・ロマ農園 ゲイシャ種

味わいの特徴

ゲイシャ種らしい華やかなフレーバーが広がる魅惑的なコーヒーです。オレンジのような爽やかな酸味、ピーチやチェリーのような力強い甘味、そしてジャスミンのようなオリエンタルな香りが何層にも重なって広がります。ミルクチョコレートのようなこっくりとした余韻も感じられるでしょう。

休日や午後のリラックスタイム、または大切なゲストへのおもてなしにもおすすめです。

感じられるフレーバー

フィンカ クルス・ロマ

「この業界で蓄えてきた知識は、生産者であれば誰もが必要とする知識ですし、仲間たちと共有し、自分の農園にも応用していこうと思ったんです」
フィンカ クルスロマは、20年以上の業界経験をもつガロ・モラレスのそんな思いから、スペシャルティコーヒーの生産を本格的に始めた農園です。
2020年には、地元の品評会で相次いで上位入賞し「若き生産者」として名を馳せ、オークションでは１ポンド100ドルの値が付き、エクアドルでの最高価格を更新しました。

芳香成分が多いピチンチャのコーヒー

クルスロマが位置するピチンチャはエクアドルの北部に位置しています。エクアドルのコーヒーは南部のロハと北部のピチンチャのコーヒーしか飲んだことがありませんが、ピチンチャのコーヒーは芳香成分が多いイメージを持っています。

クルスロマで様々な品種を飲んでみましたが華やかなイメージが一貫してありました。特徴的な華やかさはロハのコーヒーではあまり感じられなかったため、ピチンチャ特有のテロワール（自然環境要因）なのかなと考えています。芳香成分が多いため、フレーバーの強度も高くなりやすく、ジャスミンやオレンジ、ライチなどフレーバーが感じやすいと思います。

ゲイシャ種のウォッシュド

ピチンチャエリアのテロワールとゲイシャ種との組み合わせはとても良いと感じています。ゲイシャ種特有のジャスミンを思わせるフレーバーを明確に感じることができるからです。

このロットのプロセシングでは、パルピング（果肉除去）後に24時間水で発酵させてから洗浄する、軽い発酵を加えたウォッシュドプロセスで、ゲイシャの華やかさをより強調しているように感じます。

エクアドルのゲイシャをお楽しみいただければ幸いです。