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コロンビア エル・ディビソ農園 オンブリゴン

セール価格¥152.00
サイズ:
挽き目:

味わいの特徴

コロンビアの広大なアンデス自然地域が育んだ、ユニークなフレーバーを持つスペシャルティコーヒーです。
「オンブリゴン種」は、エチオピア原生種の変異種と考えられている希少品種。そのフレーバーはとてもキャンディーライクな印象で、コーヒーが持っているフルーティーなフレーバーがキャンディーでコーティングされたように艶やかに、そして彩度が高く感じられます。これにより、フレーバーがキャッチしやすく、魅力がわかりやすいコーヒーに仕上がっています。

"キャンディ感" が魅力のオンブリゴン。焙煎前の生豆の段階では、まるで味噌や醤油を思わせる醗酵の印象が強いですが、焙煎が進むと、ベリー系の香りが花開きます。
芳醇な香りとともに、チーズやドライフルーツなどとのペアリングを楽しむのもおすすめ。特別感のある一杯をぜひご堪能ください。


感じられるフレーバー

Colombia el diviso フレーバーの特徴



類を見ないユニークなフレーバーを持つオンブリゴン

エル・ディヴィソは、コロンビアのウィラ県、標高 1600m 〜 1800m に位置している農園で、様々な品種が植えられています。オンブリゴンもそのうちのひとつです。
オンブリゴンについて詳しいことはわかっていませんが、大きい葉で節間が短く、枝は垂直に成長し、高収量という特徴があるようです。これだけ聞くとパカマラのような木の形をしていそうです。しかし、さび病に耐性があるとのことなのでパカマラではなさそう。コロンビアコーヒーの関係者の中ではエチオピア原生種の変異種との意見が多いようです。

Colombia el diviso オンブリゴン種 コーヒーチェリー


フレーバーはシンプルな印象ですが、明確にブルーベリーやラズベリーといったベリー系の印象を感じ、キャンディを思わせる透明感、ミルクチョコレートのようなフィニッシュです。


Colombia el diviso 農園


プロセスについて

エルディヴィソ農園が突出しているポイントはプロセスではないでしょうか。エルディヴィソ農園では6種類の品種が栽培されていて、それぞれの品種の特性が際立つようにプロセシングを作っているのが感じ取れます。今回はその品種とプロセシングの掛け合わせが素晴らしいと感じたロットです。

プロセスは複雑で、温度をコントロールした好気性発酵を2度、48時間と60時間行い、その後嫌気性発酵を24時間行うものです。乾燥工程で除湿機にかけて60~70時間で乾燥を終えるのも特徴的なポイントです。

Colombia el diviso ウォッシュプロセスの様子


【精製工程】
0)チェリーの収穫は降雨時を避けて、晴天が続く期間に行う。これによりチェリーの糖度が高まり水分が適度に抜けて甘みが増す
糖度(Bx)24℃〜26℃のチェリーを選別
1) チェリーをアルコール濃度5%の水で除菌。フローターやディフェクトチェリー、夾雑物を取り除き完熟果実のみに選別
2) 袋に入れ(脱気はしないで袋を閉じるだけ)、48時間の酸化を促す(酸化は好気発酵と同義)その後口を開けて12時間、さらに閉じて60時間。袋内の温度を30〜40℃を保つ
60時間の終わりに袋の口を明けたまま発酵を進め温度を上げていく(状況により時間は前後する)
3) プラスチックタンクに移し、2で滲み出た浸出液も一緒にタンクに入れて嫌気発酵を24時間行う
4) チェリーを一度洗い、50℃のお湯を投入し、発酵を止める
5) 脱水し、天日乾燥で水分がある程度抜けたところで、除湿機にかけ水分値を11%まで下げる(約60〜70時間)

とてもコントロールされているのがわかります。発酵に必要な糖をできる限り蓄えさせるために収穫日を設けたり、余計な発酵をさせないために殺菌していたりと色々な工夫が見て取れます。

一つ一つの工夫がプロセスのクオリティを高め、より明確にコーヒーの特徴を感じさせてくれる。よりクリーンでよりフローラル、よりフルーティーなコーヒーに繋がっていることに気付かされるでしょう。

Colombia el diviso ウォッシュプロセスの様子


品質とわかりやすさ

最近では、フレーバーフルで特徴のわかりやすいコーヒーの方が、魅力も感じやすく、人気も出ているように思います。しかし、わかりやすいフレーバーを持ちつつ、品質面でも納得できるものを探すとなると、価格も高く扱いにくい豆になってしまうことが多いのです。
このエル・ディヴィソは、明確で魅力的なフレーバーを持ちつつもクリーンカップを維持していて、わかりやすさと品質の2つのバランスをきっちりとマークしてくれているコーヒーです。なおかつ価格も手頃で、スペシャルティコーヒーの魅力を感じていただくにはうってつけなのではないでしょうか。

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