ブラジル ジャルディン・ダス・オリベイラス農園

味わいの特徴

世界最大のコーヒー生産国で、世界のコーヒー生産量の約40％を占めるブラジル。生産地域や品種、精製方法によってさまざまな味わいが楽しめるのもブラジルコーヒーの魅力です。そんなブラジルのオリベイラス農園から届いた、スペシャルティコーヒーをご紹介いたします。

オリベイラス農園が手がけるこちらのコーヒーは、ナチュラルプロセス特有の芳醇な風味と、丁寧なハンドピック収穫によるクリーンでバランスの取れた風味が特徴です。一口目から感じられるのはアプリコットやリンゴのようなフレーバーで、さらにアーモンドやチョコレートを思わせる甘さと香ばしさが広がります。全体的にまろやかな口当たりの心地よい印象です。

感じられるフレーバー

オリベイラス農園について

1876年に設立され、４世代にわたって家族経営を続けてきた歴史ある農園です。
ブラジル東部にあるミナスジェライス州の南東部、マッタス・デ・ミナの美しい自然の中に位置し、15ヘクタールの敷地に約6万本のコーヒーの木が植えられています。

オリベイラス農園では、ミナスジェライス州農業研究会社（EPAMIG）との協力で品種の研究とテストを重ね、最適な環境で育つコーヒーを選んで栽培しています。さらに、持続可能な農法を実践し、殺虫剤や除草剤を使わず、自然環境を守りながら丁寧に生産しています。

数々のコンテストで高く評価され、2021年にはCOE（カップ・オブ・エクセレンス）で10位を受賞するなど、国内外で過去42の受賞歴のある実力派農園です。

テロワールについて

マッタス・デ・ミナスは、標高1,100～1,350mとブラジルの中でも高地に分類される地域です。同じミナスジェライス州の有名なコーヒー産地スル・デ・ミナスから東へ400km以上離れているため、異なる気候や地形の影響を受け、独自の味わいが生まれます。この地域のコーヒーは、穏やかな酸味と柔らかな口当たりが特徴で、シトラス系の酸味よりも、リンゴや洋梨を思わせるマリック系の酸味が感じられやすい傾向が見受けられます。

品種とプロセスについて

このロットには、カツアイ、ムンドノーボ、イエローブルボンといったブラジルを代表する品種が使用されています。
中でも特徴的なのが「カツアイ」で、アラビカ種の２大品種である「ティピカ」と「ブルボン」から生まれた交配品種です。この２つの品種の優れた特徴を引き継ぎながらも、新たな品種として誕生しました。
先に開発されたムンドノーボは品質が優れていましたが、樹高が高く収穫が困難だったため、矮性品種と交配させて育てやすく改良されたのが「カツアイ」です。ティピカとブルボンの両方の特徴を受け継いでおり、複雑で奥行きのある味わいが楽しめます。

ブラジルで主流の機械収穫をせず、すべてハンドピックで熟したチェリーのみを選別。果肉を付けたままじっくりと自然乾燥させるナチュラルプロセスを採用することで、フルーツ由来の強い甘さと芳醇な風味特徴の豆に仕上がります。

このプロセスは、農園の持続可能性への配慮とも調和し、環境に優しい方法で生産されています。
環境への配慮として、水の使用を極力抑えた工程が特徴的。洗浄機には土地の傾斜を利用してエネルギーを節約する工夫が施され、さらに使用後の水は灌漑に再利用されます。
この徹底した管理とこだわりが、洗練されたクリーンな味わいに繋がっているのではないかと考えられます。

150年の伝統と自然が織りなすコーヒー体験を

オリベイラス農園のこだわりが詰まったこのロットは、150年の歴史が育んだ唯一無二のブラジルコーヒーです。ナチュラルプロセスが生み出す豊かな風味と、チョコレート感が楽しめる一杯をぜひお試しください。

【生産国】ブラジル
【地域】マッタス・デ・ミナス
【農園】ジャルディン・ダス・オリベイラス農園
【生産者】シモーネ・アラウホ・ディアス、サンパイオ・シルヴァ
【標高】1,100m-1,350m
【品種】カツアイ、ムンドノーボ、イエローブルボン
【プロセス】ナチュラル
【焙煎度】中深煎り

Country：Brazil
Region：Araponga,Matas de minas
Farm：Jardim das Oliveiras
Producer：Simone Araujo Dias,Sampaio Silva
Altitude：1,100m-1,350m
Varietals：Red and Yellow Catuai,Mundo Novo,Yellow Bourbon
Process：Natural
Rost Level：City Roast

コーヒーの保存方法について >>

コーヒー豆は、チャック付バッグに入れてお届けいたします。
背面にはコーヒー豆の焙煎日が記載されています。

＜美味しく飲む目安＞
ハンドドリップ：焙煎から２〜３週間くらいが豆の持つ風味がバランスよく感じられます。
エスプレッソ：焙煎から３週間前後くらいが甘さを感じやすく、ミルクとの相性もよく感じられます。
焙煎後２ヶ月くらいまでを目安にお召し上がりください。

＜長期保存について＞
飲みきれない場合は密閉容器で冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の場合は、半年ほどの期間を目安にお召し上がりください。

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