ブラジル カラコル コミュニティー
味わいの特徴
ブラジル南部に位置するコーヒーの生産地、スル・デ・ミナスから届いたスペシャルティコーヒーです。
こちらは、スル・デ・ミナスエリアのカラコル山脈沿いで、レアンドロ・テイシェイラとパウロ・テシェイラ兄弟が束ねる小規模農家による特別なロット。コミュニティ全体で力を合わせ、卓越した品質のコーヒーを生み出しています。
このコーヒーは、柑橘系のフレーバーやストーンフルーツのニュアンスを持ち、ミルクチョコレートのような甘さとクリーミーなボディが特徴です。豊かな香りと奥行きのある味わいが楽しめます。
感じられるフレーバー
テロワールについて
スル・デ・ミナスはブラジルにおけるアラビカコーヒーの主要生産地の一つで、標高850〜1400m、平均気温17〜24℃という穏やかな気候の中でコーヒーを生産されていて、甘さとクリーミーなボディが特徴的です。
本ロットはその中でも標高1100〜1400mという高地で生産されています。このエリアは日射量と降雨量が豊富で、さらに火山灰土壌が加わることで、コーヒーチェリーに有機酸と甘みがしっかりと蓄積されます。
今年のブラジルでは、エルニーニョ現象の影響で例年よりも降雨量が増加しましたが、それがコーヒー栽培に好影響を与え、前シーズンを上回る収穫量を記録しました。
降雨量が多い年は、マウスフィールの厚みが増す傾向があります。今年のロットはその特徴が顕著で、より厚みのあるコーヒーになり、より甘さの印象が強調された仕上がりになっています。
カツアイ品種とは
このロットは、100%「カツアイ」で構成されています。カツアイは、アラビカ種の中でも少し特別な品種です。
アラビカ種には「ティピカ」と「ブルボン」という2つの主要な品種があり、多くの派生品種のルーツとなっています。現在のアラビカ種のほとんどは、これら2品種のDNAを引き継いでおり、味わいにもその影響が見られます。
今回ご紹介するカツアイは、ティピカとブルボンの交配から生まれた「ムンドノーボ」を基に改良された品種です。ムンドノーボは品質が優れていましたが、樹高が高く収穫が困難でした。そこで、矮性品種と交配させて育てやすく改良されたのがカツアイです。
カツアイは、ティピカとブルボンの両方の特徴を受け継いでおり、複雑で奥行きのある味わいが魅力です。このユニークな品種が持つバランスの取れたフレーバーを、ぜひお楽しみください。
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