【完全保存版】おいしいハンドドリップコーヒーの淹れ方
ウッドベリーコーヒーのおすすめする
"ハンドドリップコーヒーのおいしい淹れ方" についてご紹介します!
【はじめに】
コーヒーには様々な産地の個性や焙煎の方法があるため、淹れ方に「正解」「不正解」はなく、「表現したい」味わいによって抽出のアプローチは様々です。また、使用する器具・水の硬度・エイジング(焙煎してからどれくらい経過しているか)などで細かくレシピを調整することもできます。
本記事では基本的な淹れ方をご紹介しますが、このレシピを基準に皆様のお好みでアレンジしながら使っていただきたいと思っています。
今回ご紹介するのは円すい形のドリッパー(HARIO V60)を使用したレシピです。雑味を抑えながらも、産地の個性や酸味・甘味をしっかり取り出すことにフォーカスしたレシピとなっております。
【用意するもの】
〈マグカップ1杯分〉
- コーヒー豆 15g
- お湯(硬度60~120mg/l) 225g~
- ケトル
- ドリップスケール
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- サーバー(なければマグカップで代用可能)
コーヒー器具は様々なブランドから販売されているので、ぜひお好みのものを見つけてみてください。
ウッドベリーコーヒーでは、HARIOのガラス製もしくは陶器のドリッパーをおすすめしています。使い心地も良く、本格的にコーヒーを楽しむのにぴったりです。
【ハンドドリップのレシピ調整】
器具の準備ができたところで、まずはハンドドリップコーヒーの味わいを決めるポイントをご紹介します。
ポイントは、「豆と湯の比率」「お湯の温度」「コーヒー豆の挽き目」「注ぐ回数」の4点です。
それぞれを調整することにより好みの味へ近づけることができます。
1.比率を決める
コーヒー豆とお湯の比率は濃度や全体のテイストバランスを決める上で大切なポイントです。ウッドベリーコーヒーでは1: 15の比率を推奨しています。
1人分のコーヒーカップに淹れる時(150 ml程度)、家族みんなの分をまとめて淹れる時(3-4杯分, 600-700 ml程度)など、抽出するコーヒーの量が変わっても、比率を揃えておくと味わいのブレを抑えられます。
比率を変えるとガラッとテイストが変化するので、1:13 ~ 1:17の範囲でお好みのポイントを探していただくのがおすすめです。
2.お湯の温度を決める
お湯は沸騰したてのものではなく、少し時間を置いて90℃程度にしてから淹れるとバランスが取りやすいです。
高温すぎると苦味成分が多く抽出され、低温すぎると全ての成分が未抽出になってしまう傾向にあります。
お好みに合わせて85~95℃の範囲で調整していただくのがおすすめです。
3.グラインドサイズを決める
ホットの場合、コーヒー豆の挽き目は中粗挽きがおすすめです。
ザラメとグラニュー糖の間ぐらいの粒の大きさです。粒度が細かければ細かいほど強く抽出され、荒いほど弱く抽出されます。細かすぎると嫌な苦みや渋さなどネガティブな成分を感じやすくなります。
グラインダーをお持ちの方は、グラインドサイズの細かく⇄粗くをお好みに合わせて微調整していただけると、よりおいしく楽しむことができます。
グラインダーをお持ちでないお客様へは、おすすめの粒度でお店のグラインダーで挽いてお渡ししていますが、お好みがあればお気軽にお申し付けださい。お持ちのドリッパーに合わせて挽くことも可能です。
4.注ぐ回数を決める
お湯とコーヒーが接している時間が鍵です。接している時間が長いと過剰な苦味や渋味も抽出してしまうため、3分程度を目安に落とし切るのがおすすめです。
30秒ごとに5回に分けて淹れる(湯225 gなら蒸らしで45g、 残りの4回で45 gずつ)と、3分程度で落とし切ることができます。数回に分けて淹れることで抽出効率が高くなり、浅煎りでもテイストバランス(酸味・甘み)よく仕上がります。
もし抽出を弱めたい、抽出効率を低めたい場合は、注ぐ回数を3回(75gを3回に分けた注ぎ)に減らすことで調整できます。
注いだコーヒーが早く落ちてしまう場合は豆を粗く挽きすぎてしまっている、また、遅く落ちてしまう場合は豆を細かく挽きすぎてしまっている可能性があります。その場合は、豆の挽き目の調整もおすすめです。
【実際に淹れてみましょう】
動画では以下のような手順で抽出しています。
- 水を約90℃に温める
- 中粗挽きの粉を15 g用意する
- ドリッパーにフィルターをセットする
- ペーパーをリンスする(お湯通しする)
- 225 mlのお湯を5回に分けて注ぐ(45mlずつ)
- ドリッパーから落ち切ったら全体を混ぜて完成
全体を混ぜるときは、スプーンを使うかサーバーを揺らしながら混ぜます。抽出の前半と後半ではコーヒーの濃度が異なるため、しっかりと混ぜて全体を均一にすることが重要です。
【まとめ】
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豆と湯の比率は1:15
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お湯の温度は90度
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コーヒー豆の挽き目は中粗挽き
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お湯を注ぐ回数は5回、約3分で落ちきるスピードで
この基本のレシピからスタートしていただき、その後、2回目・3回目とコーヒー豆の個性に合わせながら微調整していただくのがおすすめです。
焙煎度・生産地・品種などが異なると味わいも異なるため、それぞれに合った抽出方法があります。
公式Instagramやウッドベリーコーヒーオリジナルマガジンpneumaでは、毎月おすすめのコーヒー豆に合ったレシピを公開しておりますので、ぜひご覧ください!